新しいギターを買いたいと思う時に、どんなギターを選べば良いのか悩むと思います。
ギターにも大きさ・形・素材などたくさんの種類がありますね。
ヤフオクで数千円で売られている物もあれば、中古でも何十万もする物もあります。
実際にどんなギターが自分に合うのかは、人それぞれ違いますし、生活の環境や自分のレベルでも弾きたいギターが変わると思います。
僕は子供を授かってギターを再開してから、これまで4本のギターを買いました。
その経験談というか感想を書いてみようと思います。
参考にして頂ければ嬉しいです。
ヤフオクのギター
僕は最初にヤフオクでヤマハの FS-325 という、ちょっと小ぶりのギターを買いました。
ネックの幅は狭めで、形状はふっくらしている感じでした。
最初はそれで満足していたんですが、しだいに上達しないのをギターのせいにしてしまう自分がいました。
「なんか弾きにくいなぁ。」
「このギターは自分に合ってないんやろうなぁ。」
と、こんな感じです。
それで2本目もヤフオクで買いました。
2本目はモーリス MF-306 というのギターを買いました。
サイズはマーチンの000ぐらいの大きさで、おそらくコピー商品のような物だと思います。
全然違うタイプのギターでどちらも良いギターですが、当時は正直どちらが良いのかよく分かりませんでした。
半年ぐらい経って、結局ギターのせいにしてしまっている自分がいました。
このままじゃいっこうに上達しないなぁと思い、楽器屋さんでちょっと高めのギターを買って、言い訳をするのはやめようと決心しました。
Martin 000-16GT
買い物をする時は、まず妻に相談しなければなりません。
なんて言おうか考えた挙句、正直な気持ちを話しました。
僕「ギターが上手くなりたいけど、どうしても上達せんのを楽器のせいにしてしまうけん、ちょっと高めの買って良いかいな?」
妻「じゃあ誕生日プレゼントにどうぞ。」
嬉しくて天にも昇る心地でした。
多分、僕が毎日ネットでギターの事ばかり調べていたので、ある程度予測していたのかもしれません。
そしてネットであらかじめ調べていた天神パルコの石橋楽器に行きました。
入店すると真っ直ぐにアコギコーナーへ向かいました。
アコギコーナーにたどり着くと、一番目立つところにお目当ての Martin 000-16GT が配置されていましたので、さっそく試奏のお願いをしました。
店員さんがチューニングをしてくれて、しばらく試奏をしましたが、緊張していてどんな感覚かあまり分かりませんでした(笑)
まぁ最初から買うと決めていたので11万円ぐらいでしたが買って帰りました。
家に帰って弾いてみて、遂に買ったぞ!
という気持ちと、音や質感は全然違いますが、モーリス MF-306 とボディのサイズ感・ネックや指板の形状はかなり近いと思いました。
しかしさすがマーチン、部屋に置いているだけでもサマになるなとも思いました。
これからは言い訳をせずがんばろうと誓いました。
Martin 000-16GTで演奏しています
レッスンに通ってみた
それからしばらくして、ギターを習いに行くことにしました。
そこでは練習の仕方や基本的なことを教えて頂きました。
通う前よりかなり上達しましたし、気分転換にドラムを教えてもらった日もありました。
また、先生曰く自分に合うギターというのが誰にでもある、それを手にすると全然違うということで、Greenfield , Taylor , James Goodall , Lowden などの一流ブランドのギターを弾かせてもらえたことは本当に良かったです。
その中でも、90年代の Taylor 614 c と Lowden が特に自分に合っていると思いました。
抱えた感じやネックを握った感じが全然違います。
特にネックは0, 何ミリ単位の世界で全然違います。
先生は、
ギターは分割でも先に買った方が良い。
お金を貯めている分だけ時間は過ぎてしまって上達が遅れてしまう。
利息は時間を買ったと思えば良い。
と教えてくれました。
この時期は90年代のTaylor 614 c の中古がでネットに掲載されていましたが、県外の店舗で試奏もできないし傷などを目で確認できないので悩んでいいました。
さらに妻は買い替えに否定的でしたのであきらめました。
最近では90年代のTaylor 614 c は全く見かけなくなりました。
今のところ僕とは縁がなかったのでしょう。
それにしてもギター講師は色んなことを教えてくれます。
自分にしかできないギターをすれば良いし、指の長さや形なんて変わるし、自分の可能性を疑ってはいけない。
という考え方も教えて頂きました。
転職や色々なことが重なり、今は通っていませんが本当に感謝しています。
もう少しレベルを上げて、また習いに行きたいです。
やっと出会えた
その後は仕事に追われ育児に追われ、人生に嫌気がさしていました。
そんな時いつものようにネットでギターを見ていると、Lowden O-32 が香椎イオンのヨシダ楽器にあるじゃないですか。
ここなら1時間もかからずに行ける距離。
早速、妻に相談し試奏に行きました。
今回は比較するためにも Martin の 000 サイズのギターがあれば、弾いてから決めようと思っていました。
さっそく試奏させてもらうと、やっぱり抱えた感じやネックを握った感じが全然違います。
念のために 000 も触らせてもらいましたが、明らかに Lowden の方が僕には合っていました。
店員さんもとても親切な対応で、弦高やネックの反りについて、ピックアップについてなど、色々聞いてみましたが、丁寧に答えてくれました。
これでさらにギターが上手くなってやるという気持ちで迷わず購入を決めました。
¥235,600 の20回払い!金利手数料ナシ!
プロでもないくせにと思う人もいるでしょうが、プロでもないくせにグローブやバットを持っている人はたくさんいますね。
これで良いんです。
嬉しいこと限りなし。
ということで今のメインギターは Lowden O-32 になりました。
トップ・スプルース、サイド&バック・ローズウッドで大きめなボディということもあり、音の響きがめちゃくちゃ良い。
何と言ってもネックを握った感じがとても気に入っています。
今まで弦を押さえるのに苦労していたところも、無理をせずに抑えられるようになりました。
僕にとっては最高のギターです。
Lowden O-32で演奏しています
勇気を出して
幸運にも1本目で自分に合ったギターと出会う人はいるかもしれません。
僕の場合は、そもそも自分い合うギターがどんなギターなのか分かっていませんでした。
もしギターを買いたいなぁと思っているのであれば、お店に行って色んなギターを試奏させてもらうのが良いでしょう。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、そこは勇気を出してやってみてください。
「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」という諺をギターに置き換えてみましょう。
まぁ僕レベルでも笑われたりしないので大丈夫だと思います。
人によってはギター1本で人生が変わると思います。
幸せなギターライフを手に入れましょう。
チャンネル紹介
30代2児のパパがギターで弾いてみた!
というチャンネルを運営しています。
まだまだ小さなチャンネルですが、がんばろうと思っています。
どうぞご覧ください!
30代2児のパパがギターで弾いてみた!イマジン / ジョン・レノン